最先端の技術を誇る空撮のための機体『PHANTOM』

PHANTOM シリーズ

2012年にベストセラーとなった『PHANTOM』

ファントム
ファントム2

2012年にPHANTOMがリリースされてから、さまざまな改良を経て2020年の今現在、PHANTOM4シリーズが販売されています。

当初リリースされたPHANTOMには、まだ機体にカメラは搭載されていませんでした。ジンバルすらない、ただカメラを設置する台が装備されていただけでした。

ですが、その性能自体は素晴らしく、ラジコン用ジャイロと比較すると格段の安定性を持つ機体として注目を浴び、ホビー用や業務用として使われベストセラーとなりました。

圧倒的なシェアを誇った『PHANTOM2 シリーズ』

それから2年後の2014年。シリーズ2作目となるPHANTOM2はGoProを搭載でき、ジンバルとの組み合わせにより、前回にも増して圧倒的なシェアを勝ち取ったのです。ドローンを使った空撮が世に広まったきっかけともなる機体でした。

Pantom2をバージョンアップさせたPHANTOM2 Vision+。これはDJI独自のカメラを搭載させ、スマートフォンのアプリで飛行できる現在につながる機体となったのです。

4K撮影を可能とした『PHANTOM3 シリーズ』

Phantom3
Phantom3

2015年に販売されたPhantom3は、2種がラインナップされました。

  • PHANTOM3 Profesional
  • PHANTOM3 Advanced

前者は、4Kカメラ、ビジョンポジショニングシステム、インテリジェントバッテリーを搭載するなど、現在のPHANTOM4に限りなく近い性能を持つ機体としてリリースされました。

また後者は、フルHDに対応したものですが、これも高性能を誇る機体として販売。価格が比較的リーズナブルということがあり、ライトユーザーに人気な機体として人気を集めました。

そしてPHANTOM3 Standard。PHANTOM3の廉価版として2.7Kカメラを搭載。カメラ性能はやや落ちながらも性能はやはり高いものとして認知されています。

先進技術による空撮が可能『PHANTOM4 シリーズ』

2016年3月、PHANTOMシリーズ最新のPHANTOM4が発売されました。これまでのPHANTOMのインターフェースの基本はそのままですが、ボディはより滑らかになり、横風からの影響が軽減されました。マットな表面だった機体は、ツヤ感ある素材が採用されています。

Phontom4-Pro-V2
Phantom4-Pro
Phantpom4-advanced
  • PHANTOM4 PRO V2.0
  • PHANTOM4 PRO
  • PHANTOM4 ADVANCED

PHANTOM4 シリーズになり、各パーツが細やかな面まで向上しました。

カメラ性能の向上

PHANTOM3 Profesionalよりも、色収差が56%、そして歪みは36%も軽減しました。自立飛行機能である「アクティブトラック」「タップフライ」といった機能も装備しています。

  • アクティブトラック:被写体を認識して自動的に追尾飛行する機能
  • タップフライ:送信機に接続されたデバイスの画面をタップすると指示した方向に自動飛行する機能

モーター性能の向上

プロペラを回すモーターは消費電力の管理が改善されました。これにより飛行時間の延長にも繋がりました。

障害物検知システムを搭載

ステレオのセンシングカメラが前方に搭載され、メインカメラとこのシステムにより前方を常にスキャンして飛行。障害物回避を可能とさせました。


この他にも、機体の脚にあたるライディングスキッドの剛性が上がり、グラつき感を軽減。安全な着陸をサポートしています。

空撮
空撮
空撮

Phantom4 スペック

各スペックPHANTOM4 PRO V2.0PHANTOM4 PROPHANTOM4 ADVANCED
機体総重量1375g1388g1368g
対角線サイズ350㎜
最大上昇速度Sモード:6m/s
Pモード:5m/s
最大下降速度Sモード:4m/s
Pモード:3m/s
最高速度Sモード:72km/h
Aモード:58km/h
Pモード:50km/h
カメラセンサー1インチ CMOS、有効画素数:2,000万画素
レンズ視野角:84°、8.8mm/24mm (35mm判換算)
f/2.8~f/11 オートフォーカス (1m~∞)
静止画レンズシングルショット
バーストショット:3/5/7/10/14枚
オート露出ブラケット (AEB):3/5枚 (0.7EVステップ)
インターバル:2/3/5/7/10/15/20/30/60s
ビデオ録画モードH.265
C4K:4096×2160 24/25/30p @100Mbps
4K:3840×2160 24/25/30p @100Mbps
2.7K:2720×1530 24/25/30p @65Mbps
2.7K:2720×1530 48/50/60p @80Mbps
FHD:1920×1080 24/25/30p @50Mbps
FHD:1920×1080 48/50/60p @65Mbps
FHD:1920×1080 120p @100Mbps
HD:1280×720 24/25/30p @25Mbps
HD:1280×720 48/50/60p @35Mbps
HD:1280×720 120p @60Mbps

H.264
C4K:4096×2160 24/25/30/48/50/60p @100Mbps
4K:3840×2160 24/25/30/48/50/60p @100Mbps
2.7K:2720×1530 24/25/30p @80Mbps
2.7K:2720×1530 48/50/60p @100Mbps
FHD:1920×1080 24/25/30p @60Mbps
FHD:1920×1080 48/50/60 @80Mbps
FHD:1920×1080 120p @100Mbps
HD:1280×720 24/25/30p @30Mbps
HD:1280×720 48/50/60p @45Mbps
HD:1280×720 120p @80Mbps

SDカードmicroSD、最大容量:128GB
書き込み速度15MB/s以上、クラス10またはUHS-1が必要
ビジョン
システム
ビジョンシステム前方ビジョンシステム
後方ビジョンシステム
下方ビジョンシステム
前方ビジョンシステム
下方ビジョンシステム
高度範囲0~10m
操作範囲0~10m
障害物検知
システム
障害物検知範囲0.7~30m
操作環境拡散反射する地表、反射率8%超
(壁、樹木、人間など)
送信機WiFi動作周波数2.400~2.483GHzおよび5.725~5.850GHz
(日本国内では、2.400~2.483GHzのみ使用可能)
2.400~2.483GHz、 5.725~5.825GHz
※日本国内では2.4GHzのみ利用可
2.400~2.483GHz
最大通信距離2.400~2.483GHz、5.725~5.850GHz
(障害物、干渉がない場合。日本国内では、2.400~2.483GHzのみ使用可能)
FCC:10000m
CE:5000m
SRRC:5000m
MIC(日本):5000 m
2.400~2.483GHz
(障害物、干渉がない場合)
FCC: 7km
CE:3.5km
SRRC:4km
MIC:4km
5.725~5.825 GHz
(障害物、干渉がない場合)
FCC:7km
CE:2km
SRRC:5km
MIC:- ;
2.400~2.483GHz
(障害物、干渉がない場合)
FCC: 7km
CE:3.5km
SRRC:4km
MIC:4km
バッテリー6000mAh LiPo 2S
インテリジェント
フライト
バッテリー
容量5870mAh
電圧15.2V
バッテリーの種類LiPo 4S

参考:DJI > PHANTOMシリーズ

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